前歯の隙間と差し歯の形と色が気になる。
GBRを行なったインプラント症例:39歳女性
初診時
初診時
初診時、前歯の隙間、差し歯の形と色、歯茎の変色が気になるということでした。
それらが気になって、大きくお口を開けて笑うことができない。と仰っていました。
差し歯をはずすと、虫歯と歯が割れていたので、3本の歯を抜歯し、インプラントにて修復することになりました。
初診時のレントゲン
この患者様は、歯茎も骨も薄い方で、このようなケースに対し前歯のインプラントを綺麗に仕上げるのは、技術的にとても難しいです。骨を作る処置(GBR)を行い、インプラントを正しい位置に入れることができ、また、歯茎を増やす処置などを行い、それらが全てうまくいって、初めて綺麗な結果かでます。と患者様には説明しました。
終了時
終了時
赤の矢印は、オールセラミックで、黄色の矢印はインプラントのブリッジで処置を行いました。 もともと歯の色や隙間を気にされていたのですが、骨や歯茎をしっかり作ることにより綺麗な差し歯が入り、 患者様もとても喜ばれていました。
初診時は、あまり大きなお口を開けて笑うことができなかったのですが、“今は気にすることなく笑うことができます。”と仰っていました。
終了時のレントゲン
この患者様は、歯周病のリスクもある方なので、前歯のインプラントの部分も、歯ブラシやフロスでしっかりと汚れをとって頂き、インプラントが歯周病にならないように気をつける必要があり、定期検診の重要性もしっかりお話ししました。
経過
7.5年後
7.5年経過した状態です。患者様は、3ヶ月に1度の定期検診にしっかり来院されています。
歯茎の状態も良好で、終了時と比較すると、真ん中の前歯の間の歯茎はさらに成長し、隙間は埋まってきています。 これは、十分な骨と歯茎が安定した状態で、維持できているからです。
7.5年後のレントゲン
前歯のインプラントを綺麗に仕上げ、なおかつその状態を長期的に安定させるのは、とても難しいことですが、現在まで、良い経過が得られ、患者様もとても喜ばれ、私たちもとても嬉しいです。
さらにこのよう状態が維持できるように、これからも、患者様と共にしっかりメインテナンスを行なっていきたいと思います。
治療費 | 1,400,000円 |
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施術の副作用(リスク) | 歯、歯槽骨、歯茎の状態によって治療方法や治療の難易度が変わるため、全ての方に同じ結果が出るものではありません。 糖尿病、喫煙等のリスク因子により、結果は変化します。 また、外科処置を行なった場合、術後の腫れや内出血、咬合痛等が起こる場合があります。 インプラントの治療の場合、被せ物や土台が外れたり、欠けたり、緩んだりすることがあります。 |