入れ歯があっていなくて噛めない。上あごのあご付き入れ歯は気持ち悪くていやだ。
インプラントと磁石を使った入れ歯の症例:66歳男性
初診時
3ヶ月前に他医院にて入れ歯を作ってもらいましたが、がたついて食べることができませんでした。
一度調整してもらったのですが、よくならないため今まで我慢されていました。
上下左右すれ違いでご自分の歯がないため、どちら側でも食べにくく、歯槽膿漏で骨もかなり溶けているため、今まで何でも食べれていた方ですが、食べれないものが どんどん増えてしまいました。
歯がかなりぐらぐらしているため、入れ歯の針金が弱い歯にかかり早くに抜くようになるのを避けるため、ぐらぐらの歯の根だけ残して、入れ歯の中に入れる設計にしました。
根を入れ歯に入れ込むことによって、歯の寿命は長くなり、また“物を噛んでる”という信号は脳に行く為
噛んでいる感覚も残ります。
正面
上あご
仮の入れ歯を入れた状態
上あごに入れ歯の部分がかぶさるため、かなり違和感があります。
この状態のときは何を食べても味がわからず、食事がとても味気なかったそうです。
左側に歯がないため、インプラントを2本入れて、またご自分の根だけ残った歯の部分にも磁石を使って、入れ歯のあごの部分をくりぬくようにしました。
正面
上あご
終了時
正面
入れ歯を入れたお口の中
上あご
上あごのあごの部分はなくなっています
上あご
入れ歯をはずしたお口の中
赤の矢印はインプラントでその中に磁性金属が植え込まれています。黄色の矢印は根の中に磁性金属が入っている歯です。
入れ歯の上から見たところ
あごの部分はくりぬいています
入れ歯を内側から見たところ
赤い矢印はインプラントの磁石の部分
黄色い矢印は根の上の磁石の部分です。
入れ歯の状態です。上あごの部分はくりぬいて、金属で薄く仕上げてあるので違和感は全くなくなりました。
患者様は入れ歯が安定して、昔のように何でも食べれるようになり、また通常入れ歯ではお餅等はくっついて食べれないのですが、今の入れ歯では「大好きなお餅も食べれてめちゃくちゃうれしいです。」とたいへん喜ばれていました。
治療費 | 1,200,000円 |
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施術の副作用(リスク) | 歯、歯槽骨、歯茎の状態によって治療方法や治療の難易度が変わるため、全ての方に同じ結果が出るものではありません。 糖尿病、喫煙等のリスク因子により、結果は変化します。 また、外科処置を行なった場合、術後の腫れや内出血、咬合痛等が起こる場合があります。 インプラントの治療の場合、被せ物や土台が外れたり、欠けたり、緩んだりすることがあります。 |