何の自覚症状もなかったが、検診でうみの出ている歯がみつかった。
GBRをおこなったインプラントの症例:26歳女性
初診時
初診時
他の部位に問題があり来院された患者様で、この場所は、特に不都合を感じていませんでした。
初診時のレントゲン
しかし歯ぐきの検査をすると歯ぐきから膿がでて、レントゲン写真ではこの様に骨が溶けて、このまま放っておくと、隣の歯もだめになるくらい歯槽膿漏が進んでいました。(→)
この患者様は、特殊な細菌によって起こる歯槽膿漏です。
この様に歯槽膿漏は何の症状もないのに歯ぐきの中で骨が溶けていってしまう恐ろしい病気なのです。
経過
17年経過後のレントゲン
歯槽膿漏で骨がなくなってしまい通常ではインプラントが入れられないのですが、その場所に骨を作るGBRという方法を行い、できた骨にインプラントを入れました。
レントゲンは、インプラントを入れてから17年たった状態です。骨の位置も安定しています。
この患者様は、その他の歯槽膿漏の部分も骨の再生療法等を行い、現在は進行も止まり、安定した状態で経過しています。
お口の中
インプラント(矢印)が入ったお口の中の状態です。
自分の歯と見分けがつかない状態で、患者様も喜んでおられます。
何よりも、健康な両隣りの歯を削らずに処置ができ、歯槽膿漏の危険性からも救えたということで、この患者様にとって将来入れ歯になる可能性がグンと少なくなったと言えます。
治療費 | 650,000円 |
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施術の副作用(リスク) | 歯、歯槽骨、歯茎の状態によって治療方法や治療の難易度が変わるため、全ての方に同じ結果が出るものではありません。 糖尿病、喫煙等のリスク因子により、結果は変化します。 また、外科処置を行なった場合、術後の腫れや内出血、咬合痛等が起こる場合があります。 インプラントの治療の場合、被せ物や土台が外れたり、欠けたり、緩んだりすることがあります。 |